任意整理の和解が成立するまでの期間

任意整理は、裁判所を通さずに直接、金融会社に対して和解交渉を行う債務整理の方法です。裁判所を通さないため、個人再生や自己破産に比べて簡易的な債務整理の方法です。

では、任意整理の和解交渉はどのように進んでいくのでしょうか?今回は任意整理の手続きが完了するまでの期間や、任意整理の流れについてご紹介します。

■任意整理の和解が成立するまでにかかる期間は?

任意整理は裁判所を通さずに、直接、債権者と将来利息の減免や返済回数の交渉を行う債務整理の方法で、基本的には、弁護士や認定司法書士が代理人として債権者との交渉を行います。

ご相談をいただいてから和解交渉が成立するまでの期間は一般的には4~6ヶ月程度です。ただし、債権者が和解に応じない場合や、訴訟を起こされている場合は和解が成立するまでに、さらに時間を要するケースがあります。

■任意整理の流れ

任意整理の進め方は事務所によって様々ですが、アヴァンス法務事務所ではこのような流れで手続きを進めていきます。

[借金問題の相談]

まずは現在のご状況を整理します。債務のご状況と収入のご状況を踏まえたうえで、任意整理が可能かどうかを検討します。

[受任契約]

正式に受任契約を結び、債権者に「受任通知」という書面を送ります。受任通知とは弁護士や認定司法書士が代理人となった旨を通知する文書で、受任通知を受け取った債権者は借金の請求や催促はできなくなります。また、返済も一時中断されますのでその間に生活再建の準備を行います。

[債権調査]

債権者へ「取引履歴の開示請求」を行います。過去の取引履歴をもとに正確な債務額を調べます。
また、同時に利息の引き直し計算を行います。利息制限法の上限金利に基づいて再計算を行い、過払い金が発生していないかを調べ、過払い金が発生していた場合は元本に充当され、返済額を減らすことができます。

[和解交渉]

債権者と今後の利息の減免や返済回数について和解交渉を行います。概ね、元本のみを3年から5年で返済していくことになります。

[返済開始]

和解成立後、和解条件に応じた返済が再開されます。

任意整理をスムーズに行うためには専門的な知識が必要です。任意整理を検討されているなら、知識と経験が豊富なアヴァンスにご相談ください。任意整理の手続きから交渉までお客様に代わって行い、生活再建に向けて最後までサポートいたします。

関連記事

このページをシェアする