任意整理にかかる期間はどれぐらい?手続きの流れをチェック!

借金の返済の負担を軽減できる任意整理ですが、手続きの進め方や手続きにかかる期間は依頼する事務所ごとに異なり、不明点も多いかと思います。そこで今回はアヴァンス法務事務所にご依頼いただいた場合の手続きの流れを詳しく説明していきます。 

当事務所では概ね下記の流れで手続きが進み、ご契約いただいてから手続き完了まで約4~6ヶ月程度かかります。一見すると、借金問題の解決まで長くかかるように見えますが、ご契約後、すぐに督促と返済が止まりますので、任意整理の手続きを着手した段階で、一旦、落ち着いていただけるかと思います。

それでは、どのように手続きが進んで行くのか、具体的にご説明します。

■[ご相談] 生活再建の見通しを立てる

まずは、現在のご状況をお伺いし、任意整理の手続きが可能かどうか、どれぐらい返済額を減らすことができるのかを考えていきます。主に「借金のご状況」「家計のご状況」「ご不安・ご心配な点」について順番にお聞きしていきます。

[借金のご状況]

借金の金額や借入先、取引期間などの詳細をお伺いし、任意整理を行うことでどれぐらい返済額を減らすことができるかを概算で算出します。

「借入をしたばかりで取引期間が短い」「長期間、延滞している」などのご状況から、任意整理の和解が難しい、和解条件が厳しくなるケースがありますので、1件1件のお借入れについて詳しくお聞かせください。

また、任意整理の手続きから除外しようとお考えの債務がある場合もお伝えください。例えば、同じ銀行のカードローンとクレジットカードの契約があり、カードローンを任意整理の対象にすると、必然的にクレジットカードにも影響が出てきます。

他にも、住宅ローンを組んでいる銀行のカードローンを任意整理の対象にすると住宅ローンにも影響が出てしまいます。

このように、思わぬ影響が出てしまうかもしれません。手続きの対象にする債務としない債務をご自身で判断すると危険ですので、ご相談時にすべての借金についてお教えください。任意整理の影響を出したくないご事情がございましたら、その点も踏まえて解決方法を検討します。

[家計のご状況]

債務のご状況をお伺いし、任意整理後の返済額を概算で算出します。その返済額で、完済するまでの約3年~5年間、返済を継続的に続けていくことができるかどうかを考えていきます。

任意整理後に返済が滞ってしまうと、和解内容が無効になってしまったり、一括請求をされたりと、せっかく時間と費用をかけて手続きを行ったのに借金問題が振出しに戻ってしまいます。そうならないためにも、収入と家計のご状況から逆算して返済を続けていくことが現実的に可能かどうかを検討します。

[ご不安・ご心配な点]

手続きに関してご不安な点がございましたらお聞かせください。任意整理でよく頂く質問として下記の3つが挙げられますのでご紹介しておきます。

・家族に内緒にできる?

任意整理であれば手続きが簡易なため、ご家族に内緒で手続きを進めることが可能です。また、こちらからお客様にご連絡させていただく際も、基本的にはご本人様の携帯電話にさせていただきますし、郵便物がある場合は郵便局留めにさせて頂くなど、最大限の配慮をさせていただきます。

・クレジットカードが持てなくなる?

任意整理を行うと、信用情報機関に事故情報(俗に言うブラックリスト)が登録されます。これにより5年程度は新しくクレジットカードを作ることが難しくなります。また、現在、お持ちのクレジットカードを任意整理の対象から外したとしても、更新の時期など、金融会社が与信をかけたタイミングでクレジットカードが使えなくなる可能性があります。

決済方法としてクレジットカードが必要な場合はデビットカードのご利用をご提案しています。普段のお買い物やネット決済など、通常のクレジットカードと同じように決済ができ、銀行口座の残高が利用上限になりますので使い過ぎる心配もありません。

・お金が借りられなくなる?

クレジットカードと同様に、信用情報機関に事故情報が登録されることから、新たな借り入れが難しくなります。

「お金を借りないと生活ができない」と言われることも多いのですが、よくよく話をお聞きしていると、借金を返済したために生活費が足りなくなり、また借金をする。といった繰り返しに陥っている場合が多いです。任意整理は手続きに着手した段階で返済が止まりますので、借金の連鎖を断ち切ることが可能です。

また、すでにお金を借りられない状況になっていることに気がついていない方も多いです。信用情報機関には借入の情報も載っています。2回以上の延滞を出している、収入に対して借入が多すぎる場合は任意整理をしてもしなくても、お金が借りられない可能性があります。
 

このように、どれぐらい返済額を減らせるかを算出し、その後の返済、生活再建への見通しを立てていきます。もし、任意整理では、解決が難しそうな場合は裁判所を通す、個人再生や自己破産など別の方法を考えていくことになります。

■[委任契約] 督促と返済が速やかに止まる

アヴァンス法務事務所と正式にご契約後、債権者に対して受任通知という書面を発送します。受任通知を受け取った債権者は債務者(お客様)に対して督促や取り立てを行うことができません。そのため、ご契約後、速やかに督促が止まります。また、正確な債務額を算出する必要がありますので、返済も一時的に止まります。

アヴァンス法務事務所と正式にご契約を結んだ後は、金融会社とのやり取りはアヴァンス法務事務所が代わりに行います。後はお客様にやって頂く作業は特にありません。督促と返済が止まっている間に生活再建の準備を行いましょう。

■[和解交渉] お客様にやって頂く作業は特にありません

ここからはアヴァンス法務事務所が準備を行いますのでお客様にやって頂く作業はありません。

受任通知を発送後、当事務所から「取引履歴の開示請求」を各金融会社に対して行い、お客様の正確な借金の金額を調査します。この時に、過払い金の可能性があれば同時に調査を行います。債権調査の終了後、将来利息の減免や分割回数について和解案をまとめ、交渉を行っていきます。

この間、約1~3か月かかります。この間にお客様に行っていただく作業は特にありませんので、和解交渉が終了するまでお待ちいただくことになります。

ですが、数か月間、何も進捗状況が分からないというのもご不安かと思います。そこで、当事務所ではお客様専用の管理画面をご用意しています。スマホやPCからログインしていただければ、どの債権者の交渉が終わっていて、どの債権者が交渉中なのかが分かるようになっています。

日中はお仕事をされていて、お電話でのやりとりが難しいというお客様がほとんどですのでこのようなシステムをご用意させていただきました。下記の図のように進捗状況がパソコン、スマートフォンからいつでも確認できます。

■[和解成立・返済再開] 返済のおまとめ管理で完済までサポート

和解成立後、減額された返済額で返済を再開します。ほとんどの事務所ではここで委任契約を終了しますが、当事務所では委任契約を継続し和解後の返済をサポートしていきます。

3社、4社と複数の金融会社から借り入れを行っている場合、返済の管理が煩雑になります。もしも、和解後に延滞をしてしまうと和解条件が無効になったり、一括請求をされたりとせっかく費用と時間をかけて手続きを行ったのに、借金問題が振出しに戻ってしまいます。

そうならないために、当事務所で返済の管理をさせていただきます。毎月、一括でアヴァンスにお振込みいただきましたら、こちらで各金融会社へ振り分けて返済を行います。万が一、延滞をしてしまっても、金融会社からの連絡はアヴァンスに入りますので、こちらで対応させていただきます。

このように、アヴァンス法務事務所では、お客様の生活再建に向けて、最後までサポートいたします。借金問題は早めの対応が早期解決につながります。ご相談だけでも結構です。いつでもアヴァンス法務事務所にお問合せ下さい。

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