もはや自分の力では解決できない…借金を返済できなくなってしまったら?

「返せるだろう」と、軽い気持ちで利用しはじめたクレジットカードやカードローン。気が付けば、返済に苦しむほどに借金が膨らんでしまった…。そんな状況になったとき、どのように対応するのがベストなのでしょうか。

■もしも借金を返せなくなったら?延滞・滞納が続くとどうなる?

借金を返すことができないまま放置してしまうと、どんどん厳しい状況に追い込まれていきます。少しでも返済の負担が大きいと感じたら、その時点で返済計画の見直しを実施することが大切です。

場合によっては、認定司法書士や弁護士などへの相談、債務整理の検討も視野に入れる必要があるでしょう。延滞を放置すると、以下のことが考えられます。

[金融会社からの催促が始まる]

借金の返済が困難になり、延滞・滞納してしまうと、金融会社から催促の電話がかかってきたり、郵便物が届いたりするようになります。金融会社によって対応は異なりますが、支払日に入金が確認できないと、すぐに催促の連絡をする金融会社もあるようです。

[信用情報機関に登録される]

60日以上の延滞をしてしまうと、信用情報機関に「事故情報」が登録される可能性が高いです(金融会社の判断によります)。俗にいう「ブラックリストに載る」という状態です。

今後の新たな借り入れや、クレジットカードの作成が難しくなる可能性が出てきます。もちろん、延滞をしてしまったクレジットカードは利用停止になります。

[遅延損害金・一括返済を求められる可能性]

さらに状況が悪化すると、「遅延損害金」が発生することで、返済額がさらに増えてしまいます。また、「借金全額の一括返済」を求められることもあります。

[給与・財産を差し押さえられる]

状況が改善しないまま放置していると、金融会社からの催促の連絡は続きます。催促の電話が怖いからといって、無視し続けると、勤務先にまで電話がかかってくることもあり得ます。

そして、金融会社から裁判を起こされ、給与や財産の差し押さえとなった場合、給与の差し押さえから、借金問題を抱えていることが会社に知られてしまうことになります。

■不測の事態で借金が返せない!そんなとき、返済は免除される?

ケガや病気などの影響で仕事ができなくなったり、会社倒産やボーナスカットといった想定外の事情が発生したりすることで、借金の返済が困難になることは誰にでも起こりえます。しかし、どのような事情があったとしても、金融会社が返済を免除してくれることはありません。

そんなときの解決方法のひとつとして「任意整理」があります。任意整理は、金融会社と将来利息の減免や毎月の返済額、返済回数を交渉することで、月々の返済の負担を軽減することが可能です。

任意整理の手続きを認定司法書士や弁護士に依頼すると、督促と返済を一時的に止めることができるので、生活再建への準備を速やかに始めることができます。なお、任意整理は裁判所を通さない手続きのため、ご家族などの身近な方に知られることなく借金問題を解決することが可能です。

任意整理の手続きは返済額を減らし、新たな返済計画のもとで生活を立て直せるため、十分に借金問題の解決を図れるといえるでしょう。しかし、任意整理の減額幅では生活の再建が難しい場合は、個人再生や自己破産の手続きを検討する必要があります。

■借金を返せなくなったときに「取るべき行動」と「やってはいけないこと」

借金の返済が難しくなってきた…と感じたときに「取るべき行動」と、その逆の「やってはいけないこと」を挙げておきます。

[毎月の収支状況を見直してみよう]

毎月のお金の使い方を書き出すなどして、「収支状況の見直し」を行うことが大切です。

「何に、いくら使っているのか?」を正確に把握するために、食費・通信費・交通費・遊興費・保険料・税金などの使途・金額を一つひとつ調べていきましょう。使途と金額を見直すことで、徐々に無駄を無くすことができるようになります。

余裕があれば副業(Wワーク)をして、少しずつ収入を増やすという手段もあります。

[絶対にやってはいけないのは…]

どんなに苦しくても「借金を返すために、別の借金をする」ことは絶対にやってはいけません。これを繰り返すと、返済の負担はどんどん大きくなっていく一方です。

また、よくある「おまとめローン」を利用した「借金の一本化」も注意してください。うまく利用できれば、利率を下げられることもありますが、新たな借金をするということに変わりはありません。

「おまとめローン」を利用すれば、返済を続けていけるかどうかを考えてみましょう。

■借金を返せなくなったら、借金問題の専門家にご相談を!

「どんなに頑張っても、返済できそうもない」と感じたときは、アヴァンス法務事務所にご相談ください。相談料は頂戴していませんので、お気軽にご相談いただければと思います。

金融会社からの督促・返済の一時停止、借金の減額方法など、状況にあわせて様々な解決方法をご提案します。

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